とある宮本武蔵伝漫画を「是非、読んで欲しい」と生徒OBが持ってきた。なんでも、主人公の容姿が私の30代の頃と似ているという。
あれれ? のれ~~(@□@*)ノ
そう、赤塚富士夫先生の漫画に似たタイトルだ・・・。
まぁそんな
素敵な話はさておいて、作者の言いたいことはなかなかのモノだと思った。よく学んだモノと感服する。
ただ、残念かな、その剣の太刀筋がほとんど描かれておらず、どういった術で相手を倒したのかが全く解らない。
斬りこんだあとにはすでに斬られている。といったものだ。私達は、その途中が欲しい....。
スポーツ漫画でも、解る人には解る。そういうちょっとした部分がとても重要なのだ。読んでいて、作者はどこまで剣を知っているのだろう? と読者に思わせるモノだった。
まぁもとより、技より心を描きたかったのだろうが・・・・。
漫画「ヒカルの碁」が素晴らしかったのは、解る人をごまかしていないからだ。プロの棋士の監修によって、一手一手、場面場面のどこの何が緊張するのかが見事に描かれている。
描かれた石の配置も適当ではなく、実際その画像の盤上での闘いが、しかも登場人物の設定された能力に合わせて進められている。
そこまでして描くのは大変なことだが、そこが傑作となりうるかどうかの分かれ道となり得る。
まぁここまで解りやすく描けとも言ってないけどね(*゜ー゜)b