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G8サミット:オバマとプーチンのシリアに対する概念の相違


「私たちは戦争の悲惨さを覚えている。
 いかなるときも、誰にも戦争を起こさせないためにあらゆることをする」

                   (ロシア赤の広場軍事パレードでのプーチン露大統領の演説)
 
 この演説をしたロシアの英雄は、有言実行のため、命を賭して『G8サミットに臨んだプーチンはシリア問題に関して7対1の劣勢をひっくり返した』(新ベンチャー革命)。

 概略は昨日の記事にあるが、改めて言うと、

プーチン露大統領はサミットで、シリアへの武器輸出を優先させる国益重視の姿勢を鮮明にした。欧米は「異質な価値観をもつ大国ロシア」(英メディア)に振り回された格好だ。
 サミット終了後に発表されたG8首脳宣言。会議筋によるとロシア側は、「アサド政権」の表現をすべて削除するよう要求した。
 その結果、サミット議長のキャメロン英首相ら欧米の首脳が当初使っていた「自国民の殺(さつ)戮(りく)を続けるアサド政権の退陣を求める」という表現は消えてなくなり、単に「シリア和平のための国際会議の早期開催を支持した」という中立的な表現に置き換えられた。
 ロイター通信は18日夜、「ロシアのプーチン氏がアサド氏退陣へのG8の努力を撃破」と伝えた(唖蝉坊の日記


 上記の露大統領の演説が、並々ならぬ決意と覚悟の上で発せられたことが、今となって分かる。新ベンチャー革命さんの記事(上リンク参照)によるとプーチン大統領は暗殺を覚悟しており、妻を危険から遠ざけるために離婚したと推測している。また、G8サミットへの出席に於いて、プーチン大統領は食料と水を持参したもいう。 
 注:朝日新聞“プーチン大統領が離婚「2人で決めた」激務が原因か”2013年6月6日

 さて、bloombergでは

プーチン大統領は17日、G8サミット開催中の北アイルランドで行われたオバマ大統領との会談後、「もちろん、われわれの意見は一致しないが、全員にシリアでの暴力を止める意志がある」と指摘した。オバマ大統領は「われわれの見方は異なっている」とした上で、「暴力抑制は共通の関心事項だ」と付け加えた。Bloomberg.co.jp

 と伝えているが、その異なった見方が欧米7 対 露1の構図となるのには、以下の概念によるものと推測する。

欧米諸国における「中東」の概念 Wiki

欧米諸国では、「中東」はほぼアフガニスタンを除く西アジアとアフリカ北東部の国々を指す概念として用いられ、具体的には、アラブ首長国連邦(UAE)、イエメン、イスラエル、イラク、イラン、エジプト、オマーン、カタール、クウェート、サウジアラビア、シリア、トルコ、バーレーン、ヨルダン、レバノンの諸国、及びパレスチナ自治政府の管轄地域がその概念の中に含まれている。


 つまり、オバマ米大統領をはじめ、欧州の指導者に念頭に有るのは、中東=王制=独裁の図式であろうということだ。
 この概念はマシュー君にも見てとれる。前回シリア紛争で再考する明治維新では分からないとしたが、シリアはカバールに対抗する為、デモ活動や集会の禁止、民主活動家の逮捕・禁固刑判決、言論統制の強化、移動の自由制限などしたが、それが民主化と逆行し、実質アサド大統領の独裁政権となり、欧米の反政府勢力支援の大義となってしまった。 

 同記事でアサド政権支持者としてリンクしたシリアンガールだが、細かく言うと、彼女たちもアサド氏自身を支持している訳ではない。彼女たちは現在の世俗的社会の継続を望んでいるのであり、「アラブの春」後のエジプトのようにイスラム原理主義色が濃くなることを危惧し、とりあえず現政権を支持しているのである。

 ここを理解せずして、オバマ大統領もマシュー君もその行間を繙くことはできない。

 いずれにせよ、シリア紛争で再考する明治維新に書いた「問題はその国の民が幸せかどうか」ということだ。支持が高い以上、他国の介入に大義がない。宇宙人が地球に簡単に介入できないのと同じである。

 

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