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感動の魔術

 ジブリさん活動一時中止ですか。やっぱり看板が居なくなるとそうなりますわね....。


 ところで、アニメと言えば最近スマホのCMで感動の場面ということで、ナミがルフィーに「助けて...」と言い、ルフィーが「当たり前だ!!!」と叫ぶワンピースの一シーンですが、わたしもコミックで読んでいました。

 その場面です。

rara1.jpg


 で、このやり取り、「助けて」に対して「当たり前だ」は会話としておかしいのですが、ほとんどの人が違和感無く受け入れたと思います。ここが作者の感性が光るところでしょう。 
 というのは、ここは本来、

「たすけて......」
「ああ、まかしとけ」
「いいの?」
「当たり前だ!!!!」

 であるはずです。あるいは、

「たすけてくれる?」
「当たり前だ!!!!」

 です。なぜなら、ナミはルフィーを裏切った状況で、さらに今まさに「あんたに何が分かる」だの「無関係だから出て行け」だの罵ったばかりだからです。

 しかし、「たすけて」「あたりまえだ」の会話で違和感を抱かせないのは、読者に前者の省かれていない会話あるいは後者のセリフを無意識で補完させているからです。つまり、読者は過去のいきさつを知っているのだからそれ(補完すること)が可能だ、ということが前提で作者はやり取りを省き、わざと言葉足らずにしています。

 そしてこの「いいの?」あるいは「.....くれる?」という、ナミがルフィーから最も聞きたい返答への問いのセリフを省くことで(そこを読者に補完させることによって)しっかりと読み手の意識に刷り込んでいる訳です。

 いやはや、なんとも御見事というほかありません。




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タラの芽団地

Author:タラの芽団地
タオイスト
ベジタリアン
合氣道々場主

猫は左が紫苑、右が八雲。

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