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知る者は博からず、博き者は知らず(老子)

 昨日、小2の女の子と母親、そしてその友人の女性とで計3人が稽古の見学に来られました。いつものことですが、目を丸くして驚きます。当然です。常識では理解できないからです。力も使わず、自分より筋力、体格もある男性を倒すのですから。
 なぜ理解できないのでしょう? それは皆さんが騙されて生きて来たからです。合氣道ではそれが嘘であることを体験を通して理解してもらいます。その為に我が道場では毎年体験会を催しています。

 実はその子の母親は、事前に動画で合氣道とはどういうものか調べて来たと言いました。うれしいですね。その氣で来てくれてるわけです。ですがそれでも体験して目から鱗が落ちた訳です。そう考えると体験ってほんと大切ですよね。最近私への批判者を観ててそう思いました。

 タイトルの『知る者は博からず、博き者は知らず』は、老子「道徳経」の最後の締めくくりとして説かれています。これは、「博識の人こそ実は真実を知っていない」ということを伝えているのですが、わたしは過去そのような人にたくさん出会ってきました。そしてその度にうんざりもしました。呼吸法(合氣道の昇段試験までには呼吸法をクリアしておかなければなりません)もしたことがない者が呼氣吸氣を語り、断食したことがない者が断食のメソッドを語ります。もう笑い話です。ですからそういう人は知識を仕入れた書籍に書かれたこと以外は知らない訳です。知っていると勘違いして実際に行動しようとしないのでしょうね? 残念なことですが、それもその者のステージです。


 中国の史話に、孔子が「道」について老子に教えを請いに来たときの会話が伝えられています。 

 老子は孔子を母屋に招き入れると「道は体得できたかね?」と尋ねた。孔子は拝して「ひたむきに学んだつもりですがまだ大道を体得できておりません。」と言った。
「何を学んだのか。」
「暦数でございます。しかし5年間学びましたが何も得られませんでした」
「他には何を学んだのか。」
「陰陽です。学ぶこと12年これも何も得られませんでした」
 老子は笑って言った。
「大道とは耳に聞こえず、目に見えず、口には表せず、知では測れないもの。道は言葉で伝えることはできず、物で喩えられるものではない。自らを以て実行しその中から深く会得してゆくのだ。それができれば万物の中に通じないことはない。そこで初めて道は体得できるのだ

  "詳説老子伝" 地勇社


 この史話は作り話だと言う説も有ります。いや、おそらく作り話でしょう。ですがこういいましょう。合氣道の書物を1000冊読んでも合氣は理解できません。体験して初めてそれが事実だったと納得するのです。そしてさらにそれを鍛錬し、年数を重ねる事により、理解も深まるのです。それは何だって同じです。農業しかり。まさに老子の教えそのものです。


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タラの芽団地

Author:タラの芽団地
タオイスト
ベジタリアン
合氣道々場主

猫は左が紫苑、右が八雲。

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