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アンクルとの戦い-第1章

 この物語は、事実に基づいていますが、表現に若干のウソが有ります。また、16年前のことなので、事の前後関係が曖昧な点が有りますが、悪行に関してそれは問題にはなりません。
 序章は昨日の日記をご覧下さい。


 施主は、浄化槽のブロック積みを一通り終えると、汗止めに額に撒いたタオルを外し、ぐるり全体を見渡した。
 浄化槽は、ぽっかりと掘られた穴の中央を占拠するように鎮座している。施主はその現実を目の前に、こみ上げてくる達成感を打ち消すかのように独りごちた。
「まだ目地詰めが残ってる....」
 一陣の風が、汗で肌に吸い付いたシャツを小刻みになびかせ、そして過ぎて行った―――。

 アンクルとその甥は、井戸輪の施工を終えると、その周りの土を埋め戻し始めた。その時、それが悪夢の始まりと気付く者は、誰一人としていなかった。

 井戸輪周りの土が埋め戻され、その場が収まると、ついでとばかりに、アンクルが言った。
「戻しちゃろう('ー')」

挿し絵
挿し絵

 アンクルは、「ユンボ」と言う名のスタンドを操るスタンド使いだ。「ユンボ」は彼の意志のままにその触手を伸ばす。
「ユンボ」が地面を這い、振動でカタカタ音を出して迫ってくる。それがケタケタと笑っている様に聞こえたのは施主だけだろうか。
 気が付くと、浄化槽の片側の穴はスタンドによって埋め戻されていた。施主は叫んだ。
まだ目地が詰められてないんだぁ!く("0")>


――施主は、「ヨッシー」という名のスタンドを操る。がっくりと肩を落とした施主は、助手のヨッシーを背に、呟いた。
「なぜだ? なぜこんなことに.....?_ノ乙(、ン、)_ 」
 よろけながら、目に付いたのはショベルだった。施主は藁をもすがるようにそれを掴むと、助手のヨッシーと共に土を掘り返した。
掘っても掘っても土は減らなかった。まるでアンクルの力がそれを阻止しているかのようだった。

 施主達の挙動に気が付いた甥が、アンクルに伝えた。アンクルが満を持したようにほくそ笑みながら言った。
「どれ、コイツでどけちゃろう( ̄ー+ ̄)」
 コイツとは「ユンボ」のことだ。あんたが埋めたんだろ!○=(`◇´*)o 

 施主達の心の叫びが、それ以後もアンクルに届くことはなかった―――。


スタンド
 スタンド名『ヨッシー』
能力:スコップ使い。スコップさえあればトイレも事足りる。
 

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タラの芽団地

Author:タラの芽団地
タオイスト
ベジタリアン
合氣道々場主

猫は左が紫苑、右が八雲。

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